2020年10月13日、宗祖親鸞聖人報恩講をお勤めしました。

コロナウイルス禍にもかかわらず多くの方にお参りを頂きました。

今年は春のお彼岸や永代経法要も中止となり、御門徒の皆様とこうして共にお参りすることもなかなか叶わない状況が続いておりました。

ですがこうして皆様とお会いしてまた一緒にお参りできるというのは本当にありがたいことだなと心から感じました。

「久しぶりだね!元気してた?」と気軽に声を交わすことすら今年ははばかられる世界でした。

人と会って直接おしゃべりするということがどれだけ心に明るい影響をもたらすかを改めて感じたコロナ禍であったように思います。

また、このブログを読まれている方は浄土真宗の御門徒(檀家さん)ではない方もたくさんおられると思います。

きっと「宗祖親鸞聖人報恩講ってそもそも何?」と思われた方もたくさんおられるのではないでしょうか。

その答えをものすごくざっくりと申しますと宗祖の親鸞聖人の御命日法要ということになります。

一周忌、三回忌、七回忌などの法要と原理的には同じです。

親鸞聖人の遺徳を偲びお勤め(お経を読むこと)をし、親鸞聖人が大切になされた仏教の教えを改めて心に頂く。

それが「宗祖親鸞聖人報恩講」という法要のざっくりとしたあらましでございます。このお勤めが浄土真宗で最も大切にされている法要で、全国の浄土真宗のお寺は必ず年一度このお勤めをしています。

この法要についてはいずれ改めてお話ししたいと考えておりますのでその時にはぜひご覧になって頂ければ嬉しく思います。

お参りして下さりました御門徒の皆様、そしてこの法要にご協力して下さりました皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。